検索広告(リスティング広告) と ディスプレイ広告(YDA: Yahoo!ディスプレイ広告) の割合は、事業内容・マーケティング目的・予算・ターゲット層 によって異なります。
一般的な割合の目安として、以下の基準で決めるのがよいでしょう。
📌 検索広告とディスプレイ広告の基本的な違い
広告タイプ | 特徴 | 適した目的 |
---|---|---|
検索広告 | ユーザーが検索したキーワードに対して表示 | 顕在層(今すぐ購入・問い合わせ)を獲得 |
ディスプレイ広告 | Webサイトやアプリの広告枠にバナーや動画を表示 | 潜在層(まだ認知・検討段階のユーザー)へアプローチ |
① 一般的な割合の目安
ビジネスのタイプ | 検索広告 | ディスプレイ広告 |
---|---|---|
BtoC(EC・通販・来店型) | 60~80% | 20~40% |
BtoB(法人向けサービス) | 70~90% | 10~30% |
認知拡大を狙う(新規サービス) | 30~50% | 50~70% |
リード獲得(問い合わせ・資料請求) | 60~80% | 20~40% |
- BtoC(EC・通販・来店型):
→ 検索広告中心にするが、ディスプレイ広告で認知拡大&リターゲティングを実施。 - BtoB(法人向けサービス):
→ 検索広告メインで、指名検索(企業名検索)を逃さないようにしつつ、ディスプレイ広告でリマーケティングを活用。 - 認知拡大(新サービス・新規ブランド):
→ ディスプレイ広告を多めに配分し、検索広告は指名検索(ブランド名など)を押さえる。 - リード獲得(問い合わせ・資料請求):
→ 検索広告で顕在層を狙い、ディスプレイ広告で見込み客を育成。
② 予算に応じた配分の考え方
- 少額予算(~50万円/月)
→ 検索広告 80~90%、ディスプレイ広告 10~20%
→ 限られた予算で 確実に成果が見込める検索広告 をメインに。
→ ディスプレイ広告は リマーケティング(過去訪問者への再アプローチ)のみにする。 - 中規模予算(50万~300万円/月)
→ 検索広告 60~80%、ディスプレイ広告 20~40%
→ 検索広告で売上を確保しつつ、ディスプレイ広告で潜在層を育成&リターゲティングを強化。 - 大規模予算(300万円~/月)
→ 検索広告 50~70%、ディスプレイ広告 30~50%
→ 認知・リマーケティングの両方に力を入れられるため、ディスプレイ広告の割合を増やす。
③ 具体的な運用例
🔹 例1:中古車販売サイト(BtoC)
- 検索広告:70%(「中古車 ○○県」「○○ 車 価格」などの購入意欲が高いキーワードを狙う)
- ディスプレイ広告:30%(リターゲティング広告を活用し、1回訪問したユーザーを再訪問させる)
🔹 例2:法人向けリース(BtoB)
- 検索広告:80%(「業務管理システム 導入」「SaaS 比較」などのリード獲得を狙う)
- ディスプレイ広告:20%(リマーケティング広告で、比較検討中の企業担当者にアプローチ)
🔹 例3:新ブランドの新車リース(認知拡大目的)
- 検索広告:40%(ブランド名検索を取りこぼさないようにする)
- ディスプレイ広告:60%(新規ユーザー獲得のため、ターゲットを絞ってブランド認知広告を展開)
④ まとめ
- 検索広告が主軸(顕在層向けのため、CV獲得が見込みやすい)
- ディスプレイ広告は補助的に活用(リマーケティングや新規認知拡大で活用)
- 目的・業種・予算に応じて割合を調整(BtoBなら検索広告多め、BtoCならディスプレイ広告も強化)
💡 まずは検索広告をメイン(80%程度)に運用し、成果を見ながらディスプレイ広告の割合を調整するのがおすすめです!
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